この記事では、光回線の新規契約・事業者変更・転用の違いや、乗り換え時に利用できるキャンペーン、キャッシュバック、工事費特典などを整理します。
光回線は、契約先や申込方法によって月額料金・工事費・キャッシュバック・スマホセット割の条件が大きく変わります。
ただし、特典だけで判断すると、契約期間、工事費残債、解約費用、オプション条件などで損をする場合もあります。
実際に利用する回線として、自分の住環境・スマホ回線・月額料金に合うかを確認したうえで選ぶことが重要です。
光回線とは
光回線とは、光ファイバーを使って高速で大容量のデータを送受信するインターネット回線のことです。
光回線は大きく2つに分類されます。
- フレッツ光系(光コラボ)
フレッツ光、ドコモ光、ソフトバンク光、BIGLOBE光、楽天ひかりなど
※2023年11月時点で50社以上あります
- 独自回線
auひかり、NURO光、ec光、JCOM光など
※2023年11月時点で30社以上あります
光コラボとは
光コラボとは、光コラボレーションの略語で、NTTの光回線(フレッツ光)を利用しながら、他の通信事業者(ソフトバンクやドコモ等)が提供する光回線のことです。
光コラボの代表的なサービスは以下のとおりです。
- ドコモ光:ドコモの光コラボで、ドコモのスマホとのセット割があります。最大1Gbpsの高速通信が可能で、キャッシュバックや工事費無料等キャンペーンがあります。
- ソフトバンク光:ソフトバンクの光コラボで、ソフトバンクやワイモバイルのスマホとのセット割があります。最大1Gbpsの高速通信が可能で、他社の解約費を最大10万円還元するキャンペーンがあります。
- BIGLOBE光:BIGLOBEの光コラボで、auやUQモバイルのスマホとのセット割があります。最大1Gbpsの高速通信が可能で、キャッシュバックや工事費実質無料などのキャンペーンがあります。
- 楽天ひかり:楽天の光コラボで、楽天ポイントの還元率がアップします。最大1Gbpsの高速通信が可能で、楽天経済圏でお得になるサービスです。
新規・事業者変更・転用の違い
新規
これまで光回線を利用していない場所に光回線を引くことです。
また、光回線の種類が異なる乗り換えの場合にも新規となります。
例えば、フレッツ光系(光コラボ)から独自回線(auひかりやNURO光等)に乗り換える場合は、新規となります。
新規の場合は回線工事が必要です。
回線工事には回線工事費用が発生します。
工事費無料の特典がある光コラボ業者もあるので、申込時に確認しましょう。
事業者変更
光コラボ→光コラボに乗換えることです。
事業者変更をするには、「事業者変更承諾番号」というコードが必要です。
事業者変更承諾番号は、契約中の光コラボ業者に問い合わせて取得できます。
事業者変更は、回線設備はフレッツ光のままなので、回線工事が不要です。
そのため、簡単かつ安いことがメリットです。
事業者変更承諾番号は、MNP予約番号と同じようなものです。
契約中の業者から発行され、契約先に伝えます。
有効期限もMNP予約番号と同じ15日間です。
転用
フレッツ光→光コラボに乗換えることです。
フレッツ光から光コラボに乗り換える場合は、「転用」という扱いとなります。
中身や手順は、「事業者変更」と同一です。
転用をするには、「転用承諾番号」というコードが必要です。
転用承諾番号は、NTT東日本/西日本に問い合わせて取得できます。
回線設備はフレッツ光のままなので、回線工事が不要です。
光回線乗り換えキャンペーンの種類
光回線の契約・乗り換え時には、さまざまなキャンペーンが利用できる場合があります。
キャッシュバック
契約後に現金やポイントで還元されるキャンペーンです。受取時期や条件は事業者や申込窓口によって異なります。申込前に受取条件と時期を必ず確認しましょう。
家電量販店での値引き
家電量販店で光回線を契約すると、家電の購入時に値引きが受けられるキャンペーンです。量販店や時期によって還元額や条件が変わるため、最新の条件を店頭で確認しましょう。事業者変更でも新規でも対象となるケースがあります。
以下はヨドバシカメラのBIGLOBE光のキャンペーン例です。

以下はヤマダ電機のSoftbank光のキャンペーン例です。

※量販店や時期によってキャンペーン内容は変わります。申込前に最新の条件を確認してください。
工事費無料・実質無料
新規契約時の工事費が無料、または月額割引により実質無料になるキャンペーンです。「完全無料」と「実質無料(分割割引)」では、途中解約時の残債の扱いが異なるため注意が必要です。
例えばドコモ光では新規工事費が完全に無料になるキャンペーンを実施している場合があります。

他社解約費用の還元
乗り換え前の回線の解約費用(違約金・撤去費用など)を負担してくれるキャンペーンです。
例えばソフトバンク光では、他社の解約費用を最大10万円まで還元するキャンペーンを実施しています。

キャッシュバック・家電値引きの注意点
キャッシュバックや家電値引きを利用する際は、以下の点を確認しましょう。
- 受取時期:キャッシュバックの受取が契約から数ヶ月後になる場合があります。受取手続きの期限を過ぎると受け取れないケースもあるため、スケジュールを確認しましょう。
- 受取条件:指定オプションへの加入や、特定のクレジットカード・スマホプランの契約が条件になっている場合があります。不要なオプションの月額費用も含めて総支払額を計算しましょう。
- 適用対象:新規・事業者変更・転用のいずれが対象か、キャンペーンによって異なります。
- 併用の可否:複数のキャンペーンが併用できるかどうかも確認が必要です。
- キャンペーン内容の変更:キャンペーン内容は随時変更される場合があります。申込前に公式サイトや店頭で最新の条件を確認してください。
スマホセット割の活用方法
多くの光コラボでは、特定のスマホ回線とのセット割が用意されています。
- ドコモ光 × ドコモ:ドコモのスマホ料金が毎月割引されます。
- ソフトバンク光 × ソフトバンク / ワイモバイル:おうち割 光セットにより、スマホ料金が毎月割引されます。家族のスマホも対象になる場合があります。
- BIGLOBE光 × au / UQモバイル:auスマートバリューまたはUQモバイル自宅セット割が適用されます。
セット割を利用する際は以下を確認しましょう。
- 対象となるスマホプランの種類
- 割引額と適用期間
- 家族の回線も対象になるかどうか
- 適用に必要なオプション(例:ソフトバンク光のおうち割にはオプションパック加入が必要)
スマホセット割は月額の通信費を継続的に抑えられるため、光回線選びの重要な判断材料になります。
ソフトバンク Airについて
ソフトバンク Airは、工事不要で利用できるホームルーターサービスです。ソフトバンクやワイモバイルのおうち割の対象にもなります。
端末の購入方法(一括・分割)や適用される割引によって月額料金が変わります。契約前に公式サイトで料金シミュレーションを行い、月額費用と割引内容を確認しましょう。
本体割引キャンペーンを利用し、一括購入すれば、月額990円で維持も可能です。

乗り換え前に確認すべきポイント
光回線の乗り換えを検討する際は、以下の点を事前に確認しましょう。
- 契約期間と解約費用:最低利用期間内の解約では違約金が発生します。更新月を確認しましょう。
- 工事費の残債:「実質無料」でも割引期間中に解約すると残債が発生します。
- キャッシュバックの受取条件:受取時期・手続き・最低利用期間などを申込前に確認しましょう。
- 指定オプションの有無:有料オプション加入が条件の場合、月額費用を含めて計算しましょう。
- 対応エリアと建物の設備状況:マンションは設備によりプランが限定されることがあります。
- 短期間での乗り換えに関する注意:短期間での乗り換えは、特典条件や利用規約上のリスクがある場合があります。
- 引き止め施策:事業者変更承諾番号の発行時に月額割引を提示されることがあります。
- 乗り換え先の光コラボ事業者を選ぶ(月額料金・キャンペーン・スマホセット割などを比較)
- 現在利用中の事業者から事業者変更承諾番号を取得する(有効期限:15日間)
- 乗り換え先の事業者に申し込む(事業者変更承諾番号を伝える)
- 回線が切り替わるのを待つ(元の回線は自動解約)
キャッシュバックがある場合は振込先の連絡、違約金負担がある場合は明細の送付が必要になることがあります。
おすすめの選び方
光回線を選ぶ際は、以下の観点を総合的に判断することをおすすめします。
- 月額料金:基本料金に加えて、必要なオプション料金も含めた実質月額を比較しましょう。
- スマホセット割:家族を含めたスマホ回線とのセット割が適用できるか確認しましょう。
- キャンペーン・特典:特典だけで判断せず、受取条件や適用期間も確認することが重要です。
- 通信品質:エリア対応状況、通信速度、利用者の口コミなども参考にしましょう。
- 総支払額での比較:2〜3年間の総支払額で比較すると、実質コストが見えやすくなります。
光回線は実利用前提で選ぶことが大切です。自分の住環境、利用目的、スマホ回線との組み合わせに合った回線を選びましょう。
同一住所での複数回線について
同一住所で複数の光回線を契約できるケースもありますが、一般的にはおすすめしません。回線ごとに工事・機器設置・月額料金が発生し、建物の設備状況や管理会社の許可が必要になる場合もあります。基本的には、家族構成、利用目的、スマホセット割、月額料金を比較し、1つの回線を適切に選ぶのが現実的です。
まとめ
光回線の乗り換えキャンペーンは、キャッシュバックや月額割引、工事費特典、スマホセット割などを活用できるため、条件が合えば通信費を抑える有効な手段になります。
一方で、特典だけを見て契約すると、指定オプション、工事費残債、解約費用、受取時期、最低利用期間などで想定より負担が増える場合があります。
乗り換えを検討する際は、以下を確認しましょう。
- 月額料金
- 工事費と残債
- 契約期間、解約費用
- キャッシュバックの受取条件
- 指定オプションの有無
- スマホセット割の対象
- 実際に利用する住所での対応エリア
光回線は長く使う生活インフラです。キャンペーン内容だけでなく、実際の使いやすさと総支払額を確認したうえで選ぶことをおすすめします。
この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

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